私事で恐縮ですが
私事で恐縮ですが(ここのホームページは、私事ばかりですけどね)、2003年に結婚しました。
結婚指輪
それで、結婚指輪を作りました。一生に一度のことですし、生活の中でとても大切なものの象徴ですので、思い出深い、すばらしい指輪を作りたいと思いました。すばらしいと言っても高価なだけの指輪ではなくて、僕たち夫婦にとって価値がある指輪が欲しかったのです。
両親の指輪をリメイク
それで、両親の指輪を溶かして、リメイクすることにしました。僕の母親がつけていた結婚指輪と、妻の母親の婚約指輪(台座の部分)を譲り受けました。それを溶かして、僕たち夫婦の結婚指輪に混ぜ合わせました。左がその写真です。なかなかです(自画自賛。申し訳ない)。紆余曲折あったでしょうが、何だかんだ言って、僕と妻をここまで育ててくれた2組の夫婦が、僕たち夫婦の理想です。その2組の夫婦の決意の証である指輪を、僕たち夫婦が受け継ぎました。僕たちの理想に近づくために。
鰻屋のたれみたいに
そして、まだ産まれてもない(存在すらない)のに気の早い話ですけど、20年とか30年後に、僕たちの子供が一生を共にしたいという人を連れてくるでしょう。その時に、僕らの結婚指輪をリメイクして使ってくれたらうれしいなぁと思います。そうやって、鰻屋のたれみたいに何代にも受け継がれる気持ちってカッコイイなぁと思います。
エコロジーであるという以上の価値
指輪に限らず、リメイクやリサイクルという行為は資源の節約につながります。エコロジーです。しかし、ただエコロジーであるという以上の価値を僕たちに見せてくれます。
エコロジーの本質
現代は、お金を払えばいろいろなものを買うことができる時代です。でも、買うことができない大切なものが存在します。リメイクという行為は、大切なものを手に入れるひとつの方法なのかもしれませんね。そして、そういうお金では買うことができない気持ちを大切にするということが、エコロジーの本質であるような気がするのです。