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エコバッグを持つこと

エコバッグって知ってますか?

エコバッグ(別名マイバッグ)って知ってますか。スーパーでもらうレジ袋(プラスチックバッグ)の代わりに買ったものを入れるための袋です。”スーパーではタダでレジ袋がもらえるのに、エコバッグを持ち歩くのは無駄だ”と思っている人も多いでしょう。タダでもらえるものはもらっとく、という考え方。単純にお金だけの問題を考えるとそうかもしれません。


僕がずっと使ってるエコバッグです。ずいぶん汚くなってきました。ま、いいんですよ、これくらいで。

レジ袋は、ほんとにタダでしょうか?

しかし、ほんとにタダでしょうか。COOPのホームページを参考に数字を持ってきますと、国内でのレジ袋の年間使用枚数は280億枚といわれているそうです。レジ袋1枚10g、ごみ1kgあたりの処理費用44円で計算すると、123億円!!!(間違ってないですよね)。123億円ものお金がレジ袋を捨てるために使われてるのです。もちろん税金。もったいないですね。
”官僚A、○億円横領”と書いた記事をニュースで見ると、”その金は税金だぞ、キー”となります。しかし、視点をかえると、スーパーでレジ袋をごっそり使う人だって税金を横領しているのと同じです(横領は言い過ぎですね、無駄遣い)。額は小さいけど。
確かに、もらってきたレジ袋がすべてそのまま直接ゴミ箱行きになるわけではないです。生ゴミ入れたり、赤ちゃんのオムツ入れたり、ペットの糞入れたり、その他もろもろ。あのビニールの袋は結構使えるヤツです。しかし、あなたの家の引き出しにはいっぱい余っていませんか、レジ袋。余りすぎて年末の大掃除の時にどうせ使わないからとまとめて捨てたりしていませんか。
必要な分はもらってください。本当に必要な分は。でも家にストックがある間はエコバッグを持ち歩きませんか。

エコバッグは、カッコ悪いですか?

では逆にエコバッグを持ち歩くことがそんなに負担になりますか。もしくはカッコわるいことですか。
たかが袋1枚ですよ。車の人なんかは助手席に放っておけばいいんです。買い物のときはポケットに入れてどうぞ。彼(彼女)に対するイメージアップにもつながりますよ。きっと。
彼”このバッグ、何?”、彼女”エコバッグよ、少しでも地球にやさしくしようと思って使ってるの”、彼”君はやさしいなぁ、ますます好きになっちゃうよ”。日々、こんな会話が交わされているとかいないとか。三文芝居。
好きな異性のタイプには”やさしい”が必ず上位にランクインするのに、エコバッグを持ち歩く人がもてるというのは聞いたことありません。つまり、好きな異性のタイプランキングの”やさしい”は、正確に言うと”私にやさしい”ということなのでしょうね。
極端な例を作るとすると、公共のバスの中で”ばばあ、どきやがれ。僕の○○ちゃんが座りたいと言ってるんだ”みたいなやつが”やさしい”のでしょうか。そんなの弱いものいじめです。”○○ちゃん、僕らの席をあのおじいさん、おばあさんに譲っていいかい?”というのが”やさしい”のですよね。つまり、自分を犠牲にしても弱いものを守るのがやさしいのです。やさしさとは誰か1人に集中的に与えるものではなく、広く無目的に伝播していくものです。

エコバッグは、カッコイイ!

エコバッグを持ち歩くのは少々の負担があります(あくまで少々)。でも、その負担を背負ってでも”地球にやさしく”生きることが本物のやさしさの証であり、カッコイイのではないかなぁと思うのですが。どうですか。

エコバッグは、カッコイイ!!

地球がぶっ壊れるという危機感を煽ってエコロジーを強制しても、多くの人は反発します。だから、僕は”エコロジストはかっこいいんだ”という価値観が広く世界中に浸透していってほしいなぁと思います。というか、そのためにこのページを地味に地味に書いてるんだけど。

エコバッグは、カッコイイ!!!

もてるためには携帯電話よりエコバッグを持ち歩くというのが流行るといいですね。そうだ、キムタクにドラマの中でエコバッグを持ってもらうというのはどうでしょうか。

エコバッグと総合学習

以前、小学校の先生をやっている友達と話していたときに思いついたのですが、エコバッグを総合学習に取り入れるというアイデアはどうでしょうか。今、小中学校の先生の頭を悩ます最大(?)の要因は総合学習と名づけられた授業らしいです。要するに勝手にやって、という授業らしいです(ホントはいろいろ決まりがあるらしいです)。まず、身の回りのゴミ問題、川や池の水質調査、レッドデータブックに載っている身近な絶滅危惧種の調査、世界の砂漠地図など、”地域という視点”と”地球という視点”の両方から環境問題について調査、研究、発表を行います。そして、その一連の授業の最後に家で余っている洋服を生徒に持ってきてもらって、その布からエコバッグを作り、家庭に持ち帰り親にプレゼントするのです。


古ジーンズをエコバッグにリサイクルしてみました。これもバックアップで使ってます。

このアイデアの面白い点は、調査、研究、発表を行うだけではなく、そこから行動が生まれることです。さらに、その行動が生徒の中だけにとどまるだけでなく親にまで伝播していきます。
愛するわが子が作ったエコバッグは、お金を出して買ったエコバッグより大切にすると思いませんか。

大人こそ、環境問題を勉強すべきだー

次の世代を担う子供に対して環境教育を行うことは大切です。しかし、今現在、地球の環境に一番影響を与えているのは大人なのです。そして、地球は次の世代を待たずしてぶっ壊れるかもしれないのです。これをお読みの先生、総合学習に取り入れてみませんか。結構いいアイデアと思いませんか。実際、これを読んで実行された方はメッセージください。

ノーレジ袋@パタゴニア

話がいきなりかわりますが、アウトドア用品を売ってるパタゴニアというメーカーの直営店には商品を入れる袋がまったくありません。エコバッグが無いと着て帰るしかありません。僕は大好きなメーカーです。パタゴニアの紹介は「パタゴニアの製品を買うこと」に書いてます。こっちも読んでください。よろしく。

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