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カーテンを開けること

太陽エネルギーは無料

太陽のエネルギーは僕たちがずっと手に入れることができるエネルギー源です。昼間は、雲りや雨の日以外はずっとどこでも日が差していて、だれでも分け隔てなく無料で手に入れることができます。ですから、太陽光発電、太陽熱利用など、研究も実用化も進んでいます。この流れはいいことですね。関係各位のみなさん、もっともっとがんばってください。と、褒めちぎって、宣伝するだけではあんまり「エコロジストでいこう」的には貢献が少ないので、次へ進みます。

積極的なるアクティブソーラー

太陽エネルギーの利用法には大きく分けて2種類あります。科学技術的に関心を集めているのは「アクティブソーラー」と言われている方です。名前はどうでもいいのですけど、つまり「なんらかの機械を利用して、積極的に太陽エネルギーを取り入れること」です。お金がかかる方です。「よし、今日からエコロジーだ」と言っても、屋根につけるデカイ太陽光発電パネルをいきなり買うことができるのは一部のお金持ちの方だけです(僕なんて取り付ける屋根すらないですし)。僕みたいな貧乏エコロジストには「バイオレッタ ソーラーギア」が精一杯です。これも面白いのですけどね。

受動的なるパッシブソーラー

でも、もう一方の「パッシブソーラー」に関しては、すぐにできることもあります。(再度)名前はどうでもいいのですけど、「機械力を使わない、受動的な太陽エネルギー利用のこと」です。こちらも本格的には窓を大きくしたり、効果的な蓄熱材を用いたり、設備にお金がかかります。

簡単、お手軽なパッシブソーラー実践

僕がここに提案する「パッシブソーラー」は、カーテンを開けませんかと言うことです。簡単、お手軽です。僕の会社はブラインドが常に閉まっています。そして、朝から晩まで天井の電灯をつけています(ちなみにエアコンもつきっぱなし)。確かに、コンピュータのディスプレイは直射日光が当たると見難くなります。しかし、そこは配置を変えるなどの工夫をすれば太陽の光を利用できると思います。できる範囲で良いですし。

エネルギーに関する効率の話

エネルギー問題を考えるとき、効率というものが強く求められます。例えば、石油を1リットル燃やしても、その熱量をすべて電気にすることはできません。熱効率(発電所で発生させる熱量のうち、電気に変えられる熱量の割合)は、火力発電で約40%、原子力発電では約35%です。そして、それを運ぶ時にどんどんロスしていきます。太陽光発電だともっともっと低いです。つまり、太陽の光を使って発電し、その電気を使って電球を光らせるより、太陽の光をそのまま浴びたほうが何倍も効率が良いということです。だって、もともと光なのですから。

そして、カーテンを開けましょう

ま、何よりも外が見えないのは気分が凹みます。雨が降りだしても、ぜんぜん分からないですし。僕たちの世界は季節や天気によって日々変わっていくのです。カーテンを閉めることで、そのことを忘れてしまうことが一番悲しいですね。カーテンを開けましょう。外の景色以外にも、いろいろなものが見えてくるはずです。

社説 環境白書/地域から意識改革図ろう(神戸新聞)

「産業界の環境革命は、インセンティブ(誘因)があれば、比較的スムーズに進むのではないか。」と書いています。しかし、そのインセンティブは普通の人の普通の生活の中での意識革命からはじまります。多くの消費者がエコな商品、サービスを求めることによって、企業のエコに対するインセンティブが生まれるはずです。すべては、僕たち消費者の意識改革から始まるのです。間違っても、政治や行政がエコに対するインセンティブを作り出せるとは思わないほうが良いです。ちょっと、悲観的すぎるかな?

社説 環境白書/地域から意識改革図ろう(神戸新聞)
いろいろ議論はありますが、僕はできればブラックバスやブルーギルなどの外来魚がこれ以上増えることを望みません。というか、いなくなってくれることを望んでいます。日本の池や川には、日本の魚が生息するのが良いと思います。フナとかコイとかね。

<外来魚>ブラックバス3割生息 環境省調査(毎日新聞)
やっと、自動車のリサイクルにも消費者負担ができそうですね。これで自動車の購入に少しでもストップがかかるでしょうか。使う人、捨てる人が負担をする社会って当たり前ですよね。ただ、どうしても自動車が必要な人たち(障害を持っている人たちや、介護用の自動車を運転する人)への配慮は必要です。その分、不必要に自動車を乗り回す健康な人たちからは、どんどんお金を巻き上げればいいのです。

自動車リサイクル 乗用車7000?1万8000円 購入や車検時に所有者が負担(産経新聞)

東京出張中

火曜日から東京出張です。それにしても、東京の街の中は匂いがすごいですね。臭い。東京地域にお住まいの方は、気にならないのでしょうか。ま、いいけど。午後から時間があいたので、自由が丘にあるピープルツリーに行きました。フェアトレードのお店です。僕はここの通販を1度利用しましたし、毎季節ごとのカタログを楽しみにしています。フェアトレードに関しては、今、文章を書いているところです。近々、ホームページに載せます。

ペットボトル処理の自治体負担、民間の倍 環境省調査(asahi.com)

ペットボトルの処理にはとてもお金がかかっています。それを日本人全体で均一に税金という形で負担するのはおかしいです。だって、僕はほとんどペットボトルゴミを出さないのに。>>自治体側には「費用負担の中心を、自治体から事業者の製品価格に移すべきだ」との不満が強い。自治体だけでなく、僕もそう思います。ペットボトル入り飲み物が、1本500円くらいになったら、みんな水筒を持つようになるでしょうか。

ペットボトル処理の自治体負担、民間の倍 環境省調査(asahi.com)

水をかけるようで申し訳ないですが、本当にこのやり方で商店街が活性化するのでしょうか。日本中の多くの市内中心部では、空洞化が起こっています。その理由は、郊外(公害)型大型店の出店です。その郊外型大型店を支えているのは、間違いなく「自動車」です。日本がアメリカ並みの自動車社会になれば、どんなに魅力的であろうが市内中心部は衰退していきます。間違いない。だから、100円ショップにしようが50円ショップにしようが、根本的な解決にはならないはずです。といっても、何もしなければじり貧なのでしょうが。今、自動車に乗って郊外型大型店に行っているみなさん。想像してください。あなたが自動車が運転できなくなるくらい歳をとったときのことを。あなたの子供は、あなたの世話を見てくれますか。もし夫婦2人で生活するのであれば、歩いていけるところや、電車バスでいけるところに買い物できる場所がないととても困ることになりますよ。安いから、便利だからと、郊外型大型店を利用していると、あなたの街の商店街をつぶしてしまいます。そのしっぺ返しは、何十年後にあなたにすべて返ってきますよ。どこにでもタクシーでいけるほど、お金持ちになっていればいいですけど、そんな人が何人いるでしょうか。

商店街全体が“100円ショップ” 新庄でイベント(河北新報)

この農薬はどこから来たのでしょうか。空から飛んできたのでしょうか。輸入食品に残留していたのでしょうか。工業製品に付着していたのでしょうか。誰も分からないでしょう。世界のグローバル化は、いたるところで進んでいます。世界は狭くなっています。良いこともたくさん起こるでしょうが、悪いこともたくさん起こります。気をつけなければいけません。

母乳から禁止農薬検出 日本で未使用、7人から(共同通信)

木を植えた男

木を植えた男

木を植えた男

by ジャン・ジオノ

植林をテーマにした寓話。戦争があろうと、何があろうと木を植え続け、たった1人で荒れはてた大地を緑の森によみがえらせた老人の物語です。一般的には”木を植えること”が”個人の使命”のメタファーだということでしょう。でも、エコロジスト的には”木”は世界を影から支えるインフラだということを単純に表していると思います。われわれ人間が生きていくには木が必要なのです。自動車がなかろうが、プラズマテレビがなかろうが人間は生きていくことができますが、木はどうしても必要なのです。それを忘れてはいけません。

木を植える(植樹する)こと

植樹ってしたことありますか

植樹ってしたことありますか。環境保護団体の活動でよく紹介されている植樹です。


2003年11月の終わりに植樹した柿の木です。シュトウ家の入籍記念です。まだ、葉が1枚もありません。後ろの牛の方が目立ってますね。ちなみに妻の実家が牧場をやってます。

木って大切です、当たり前ですけど

ここでいちいち書く必要もないかもしれませんが、木は二酸化炭素を吸って、酸素を吐いてくれます。われわれ人間と反対です。そして、地球温暖化を抑える働きがあると考えられています。都会のヒートアイランド現象を抑える効果もあります。科学的に立証されているのかは知りませんが、森林浴という言葉があるように心を安らかにしてくれる効果もあるでしょう。と、良いことばっかりですが、植樹をする機会ってあんまりないですよね。

柿の木を植えました

僕は最近柿の木を植えました。環境保護団体の活動に参加したわけではなく、何々団体のイベントに参加したわけではありません。入籍した日の記念に個人的に植樹しました。妻はとても感動してくれました。そして、両親も喜んでくれました。お金だけを出したプレゼントは、時間がたつほどそのときの喜びやうれしさは擦り減っていきますが、気持ちとアイデアを込めたプレゼントは時間が経つほど輝きます。桃栗3年、柿8年と言いますが、8年後が楽しみです。植樹した柿に実がなる頃には、僕たち夫婦も新婚ではなくなり、立派な中堅夫婦になっているでしょう。都会に住む人はなかなか植樹する場所が無いかもしれませんが、探せば必ずあるはずです。何なら、田舎の方の土地を少しだけ買っても良いかもしれません。熱々の若いカップルも記念日に植樹してみませんか。相手に対する本気度合が伝わって愛が深まりますよ。たぶん。

エコロジーでありながら、

エコロジーでありながら、思い出深い記念にもなる植樹。何かの際には、どうですか。お勧めです。木を植えた話のついでに、「木を植えた男」という本を知っていますか。いい話です。ぜひ読んでみてください。


2004年6月の柿の木です。少し葉がつきました。これぐらい育つのに半年以上かかるのですよ。木ってなかなか育たないものですね。切るのは数分なのに。豆電球1個に明かりを灯すだけの電気分のCO2を酸素にする能力があります。

その後の柿の木

その後の柿の木情報です。新しい写真をアップしました。ゴボウのようだった僕らの柿の木に葉がつきました。これで約半年です。なかなか育たないものですね。こうやって植樹した木が森を作るまでには、どれくらいの時間が必要なのでしょうか。僕たちが使っている木という資源は、こうやって時間が育ててくれたものです。大事にしなければいけないと思うのは、センチメンタル過ぎかなぁ。この柿の木も僕らが排出するCO2を吸って、酸素を作ってくれます。ほんの少しだけですけど。僕は、自分の家族が排出するCO2を全部吸ってくれるくらいの木を植えたいと思ってます。自分の事は、自分で処理したいですから。どれくらいの量の木が必要なのかは知りませんが、たぶんすごい量なのでしょうね。

CO2に対する自己責任

取り止めがなくなってきましたが、連想ゲームのように思いつきました。「自己責任」という言葉を最近よく耳にします。CO2の排出だって、ゴミ問題だって、どれくらいの人が「自己責任」で処理できているのでしょうか。

科学を信用しすぎないこと

お肌のシミが気になります

僕は外にいることが大好きなので、いつも太陽の光を浴びています。なので、色黒。しかし、最近は空のオゾン層にぽっかりと穴が開きつつあるそうで、お肌のシミが気になります。シミぐらいならいいですが、皮膚ガンは困ります。

なぜ、オゾン層に穴が開いたのですか?

さて、オゾン層に穴が開いたのはなぜでしょうか。フロンガスなどの化学物質が原因と言われています。フロンガスは、昔(2004年現在では、もう「昔」のはずです。というか、そうなってほしい)、冷蔵庫やクーラーやヘアスプレーなどに使われた物質で、その当時は便利な化学物質だったのでしょうね。

DDTって知ってますか

さて、話は変わりますが、DDTって知ってますか。クロルフェノタンという殺虫剤です。戦後農薬や害虫駆除剤として使われていました。毒性が強すぎて、今は使用が禁止されています。

みんなに嫌われる物質

フロンガスもDDTも、発明した科学者は「すげー」と言われたはずです。なんてったって、両方ともすごく便利で、すごく大量に作られて、すごく使われたのですから。でも、今ではフロンガスもDDTも、みんなに嫌われる物質になってしまいました。

エセ(?)最先端科学特集

最近、「赤ワインに含まれるポリフェノールという物質は体にいい(これはちょっと古いですね)」みたいな情報を、大学や名前の難しい研究所のえらい先生が科学的に説明してくれるというようなテレビ番組や雑誌の特集が大流行です。そういう番組で、魚に含まれるDHAという成分もよく登場しますね(これもちょっと古い)。その成分は頭を良くするらしいです。目だったかな。しかし、魚には「環境ホルモン(正式名称「外因性内分泌かく乱物質!」。長い)」が残留しやすく、妊婦さんなどは大量に食べ過ぎないほうがいいらしいですよ。こういう話って、まだまだいろいろあります。

その「ホント」は10年後も「ホント」?

さて、あなたはどんな科学技術情報を信じますか。どれがホントでどれがウソですか。その「ホント」は10年後も「ホント」でしょうか。僕はポッと出た科学技術を全部信じません。いくら偉そうな大先生が言っていても。僕が信じる情報は「時間」です。つまり、昔はどうだったかと考えるようにしています。「昔に戻ればすべて解決」とは思いません。ただ、時間をかけて信じられてきたことは間違いが少ないと思います。赤ワインにポリフェノールが含まれなくても、何千年も飲まれてきたものが体に悪いわけないですよね(もちろん飲みすぎは悪いですが)。合成界面活性剤入りの合成洗剤が安全、危ないと議論されています。安全か危ないかは僕にはよく分かりません(というか、誰も正確な答えは持っていないはずです)。ただ、合成洗剤は石けんで代用できます。そして、石けんはすごく昔から使われているものです。だったら、僕は石けんを使おうかなぁと思うのです。

「科学」だって、ひとつの考え方にすぎない

最近問題になる悪い物は、最近生み出された物ばかりだと思うのは僕だけでしょうか。科学万能と言われる時代ですが、偉そうな先生が何を言おうとも、あんまりそれを信じすぎるのはよくないですよね。たぶん。「科学」だって、ひとつの考え方にすぎないのですから。

<化学物質>東京都が子ども対象ガイドラインを策定 全国初(毎日新聞)

科学物質のコントロールは難しいです。現代では、自分の知らないうちにどんどん入れられているので。特に、食べ物は直接体内に入るので、とても気になります。このガイドラインが出来上がったら、僕も見てみたいです。

<化学物質>東京都が子ども対象ガイドラインを策定 全国初(毎日新聞)

ナガサキアゲハ:東京都心で採集 温暖化で分布域が急北上(毎日新聞)

地球温暖化の足跡は、いろいろなところに表れてきています。無視せず、今、見つめなければいけません。僕たちの子供たちの世代が苦しむことになるのですから。

ナガサキアゲハ:東京都心で採集 温暖化で分布域が急北上(毎日新聞)
日本の文化が評価されることはうれしいですね。しかし、現在の日本では「古いものを大切にする文化が日本にはある」とは、一概には言えなくなりつつあるような気がします。古いものを大切にする気持ちが、日本の文化です。

世界遺産:紀伊山地 文化的景観に高い評価(毎日新聞)
東京の都市部ではいつも異臭がすると感じているのは僕だけでしょうか。あのドブの匂い。たまらないです。日本の文化が評価されることはうれしいですね。しかし、現在の日本では「古いものを大切にする文化が日本にはある」とは、一概には言えなくなりつつあるような気がします。古いものを大切にする気持ちが、日本の文化です。

「異臭」通報相次ぐ 計825件、原因調査続く?千葉、佐倉、四街道 /千葉(毎日新聞)