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”次世代リーダーの育成”講座のご案内(10/17!)

  • QBS

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2010年10月17日(日)に、”次世代リーダーの育成”を目指した講座が開催されます。QBSの学生が協力しており、私も楽しみにしています。下リンクに詳細の説明があります。

下記より、事前の申し込みが必要です。ぜひ!

講演までに「HIS 机二つ、電話一本からの冒険」が届くかなぁと心配です。。。

読書日記 2010-078[★★★★★]コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 基本編

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 基本編 第3版
フィリップ・コトラー ケビン・レーン ケラー Philip Kotler Kevin Lane Keller
ピアソンエデュケーション
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450ページあって基本編ってどうなのというボリュームですが、とても勉強になりました。まだまだ実践には遠いですが、「4Pとは?」という入門からはぜんぜん違うレベルのマーケティングの考え方がまとめられていると思います。私としては生産財マーケティングに興味があるのですが、それについても記述があります。

それにしても、今、私がやりたいことはやっぱりマーケティングなんだと確信しました。さて、次はとうとう「コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版」にチャレンジします。1000ページって重いですね。

読書日記 2010-077[★★★★☆]法人営業「力」を鍛える

法人営業「力」を鍛える
今村 英明
東洋経済新報社
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コトラーを読んでいて(基本編ですが。。。)、なかなか最後までたどり着かず、逃げてこちらを読んでしまいました。ちなみに、コトラーを読み始めて、4冊以上別の本を先に読了しています。逃げずに読まなくちゃいけないです。

さて、営業とタイトルについていますが、中身は生産財マーケティングとか、インダストリアルマーケティングとか呼ばれる内容に営業を少し付け加えた内容になっています。一般的なマーケティング入門などの本や講座は消費財を扱うものばかりですが、(根本的なロジックは同じですが)生産財を扱うビジネスは注力点が違います。そこを学びたくて読みました。間違っても、法人営業だからと言ってMKGマーケティングのやり方を書いた本ではありません。ちなみに、M(マージャン)、K(カラオケ)、G(ゴルフ)の頭文字です。これらは、依然必要だが重要度は下がっていると書かれていました。

私の会社は、法人向けにビジネスをしているので、こういうスキルを社内で共有できれば違ってくるなぁと感じます。営業の人に勧めてみようと思います。

読書日記 2010-076[★★☆☆☆]投資ミサイル

投資ミサイル
投資ミサイル

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竹内 謙礼 青木 寿幸
PHP研究所 (2010-04-08)
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会社内で「面白かった!」的な会話になったので読みました。コーポレートファイナンスの1,2コマ目と、意思決定の基本(サンクコストとプロスペクト理論)が、ストーリー仕立てで勉強できます。ストーリーは漫画みたいで読みやすかったですが、さすがに勉強になることはありませんでした。入学前だったら面白かったはずですが、QBS生には全くオススメしないです。

読書日記 2010-074[★★★★★]現代の経営[下]

ドラッカー名著集3 現代の経営[下]
P.F.ドラッカー
ダイヤモンド社
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おすすめ度の平均: 5.0

5 ドラッカーが語る「組織」「人」「経営者」

「現代の経営 上」に続き、下巻をやっと読めました。さすが古典。いろいろ考えることがあったので、しっかりとまとめを書きたいと思ったのですが、そんな時間がなく、結局読んだ記録だけのエントリです。何度も読み返す本になりそうです。

読書日記 2010-075[★☆☆☆☆]大人げない大人になれ!

大人げない大人になれ!
大人げない大人になれ!

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成毛 眞
ダイヤモンド社
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おすすめ度の平均: 4.0

3 自分を励ます読み物
4 新しいことを生み出すためにはいかに平均から逸脱するか
4 ビジネス豪傑列伝
2 ものまね注意!!
5 軽く読めました

マイクロソフト元社長の成毛眞さんの本。どんなきっかけで読もうと思ったのかまったく忘れてしまって、目的も何にもなくサラッと終わってしまった。もっとも大好きなビジネス書である「社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論」を何度も紹介していた点が、もっとも良い点です。

工業化された農業を改めて考える

いのちの食べかた [DVD]
いのちの食べかた [DVD]

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紀伊國屋書店 (2008-11-29)
売り上げランキング: 1377

妻の実家が農業(畜産、米や野菜などの栽培、食品加工)をやっているのが影響して、食に対する意識は人並み以上だと思います。これまでも、「スーパーサイズ・ミー」「ファーストフード・ネイション」「ダーウィンの悪夢」など、食に対して考えさせられる映画はいろいろありましたが、特に「農業の工業化」という点でこの映画は秀逸です。

ものすごい生産性で「生産」される食に関する映像が、ナレーションも、テロップもなく静かに流れ続けます。生き物の体調を確かめたり、畑の土の具合を確かめたり、田んぼの生き物たちに触ったり、といった農業を想像させるシーンがまったくない、まさに「工場」のシーンが延々と90分続きます。特に家畜を映し出した映像は、映画「マトリックス」のようでした。

ご飯の最初の「いただきます」は、命を頂くということですが、命をこんなに粗末に扱うことは間違ったことだよなぁと思わずにはいられませんでした。工業化された農業を昔のやり方に戻すことはできないし、昔のやり方が良かったとも思いませんが、少なくともありがたく命を頂く気持ちだけは絶対に忘れずにご飯を食べたいと思います。

読書日記 2010-073[★★★☆☆]ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

ビジネスモデルを見える化する ピクト図解
板橋 悟
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 3495
おすすめ度の平均: 4.0

2 むむ、ちょっとシンプル過ぎるかな。。
4 ピクト図がかけるくらいに分析できれは、もう答えは自ずから出てくる。
4 簡単なものを頭に詰め込む
4 シンプル過ぎるのかいい
5 有りそうで無かったピクト図によるビジネスモデルの見える化

ビジネスモデルを簡単な記号を使って関係図にし、分析、比較、改良のために使うための手法です。プレゼンや説明の上手な人はこういう方法使っていますね。紹介されているビジネスモデルは「プリンタとインク」モデルなど一般的で簡単なもので、入門にも良いと思います。サラッと読めます。

読書日記 2010-072[★★★☆☆]成功は一日で捨て去れ

成功は一日で捨て去れ
成功は一日で捨て去れ

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柳井 正
新潮社
売り上げランキング: 4878
おすすめ度の平均: 4.5

3 合理的思考のトレーニング
5 企業の生きる道は、常に変化を続けること
5 現代人の曹操
5 空理空論の対極にある経営
5 常識を疑って、深くよく考えて事実をしっかりと見る経営者の目

「一勝九敗」の続きです。特に各章の最後に年始挨拶(たぶん本物)が載っているのですが、社員に向けた現実の言葉なので迫力を感じました。

読書日記 2010-071[★★★★☆]図解 ABC/ABM入門

図解 ABC/ABM入門
図解 ABC/ABM入門

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佐藤 俊行
東洋経済新報社
売り上げランキング: 101308
おすすめ度の平均: 3.5

5 業務分析をまずは自分でやってみたい人におすすめ
5 わかりやすい実務書
1 バリューは?
5 実務書としてはおすすめ
1 前の版と著者が変わっているのに内容が同じなのはなぜ?

「ABCマネジメント革命」がちょっと古いので、ABC(Activity Based Costing、活動基準原価計算)を学ぶために読みました。

ビジネススクールに行くようになってから、月次報告会とかで報告される数値を見ると会社の背骨を見るようで、自社の管理会計にすごく興味がわくようになりました(以前はぜんぜん分からなかった。。。)。「こういう風にまわっているんだ」と実感できるようになりました。最近は「こういう風に考えたら」とか、「この数値を管理しないと」とか、表を見ながら考えます。管理会計のやり方は会社ごとに設定するものですが、それはつまり会社のマネジメントのやり方を数値で表現するとどうなるかということが管理会計だからです。長くなってきましたが、ABCを勉強してみて、「これだよ!」と思いました。最近頭の中でモヤモヤしていた方法が、きっちりまとめられていました。やはり、経験だけでなく、理論に学ぶことも大切です。

利益を増やすには、売上を増やすか、コストを下げるしかありません。コストは原材料と人です。ABCは人のコストの「What」と「Why」について管理する方法で、人件費を下げたり、営業に影響を与えて間接的に売上げ増を達成したりします。「単価×時間×回数」という本当にシンプルな構造です。

「真の効果は人材流動化から」という章があるのですが、これがポイントです。結局、どんなに工夫を凝らしてある工程、作業の生産性を上げても、人を動かさないとコストは変わりません。どの活動を変えるのか、その結果その人をどこに動かすのか、それを決めるところから改革は始めないと!