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暴走自転車の取り締まり強化、警告無視なら逮捕も

暴走自転車の取り締まり強化、警告無視なら逮捕も暴走自転車は確かに褒められた行為ではないです。しかし、暴走自転車が引き起こす事故の規模、件数と、暴走自動車が引き起こす事故の規模、件数を比べてほしいと思います。どちらの取り締まりに力を注ぐべきか、明らかです。”自転車がとても危ない”みたいな記事を書く記者さんは、最近自転車に乗ったことがあるのでしょうか。自転車が引き起こす事故よりも、自転車が巻き込まれる事故の方が圧倒的に多いのですよ。少々腹の立つ記事でした。

値段の意味を考えること

環境問題と市場経済原理

ちょっと真面目な話。環境問題は市場経済原理に大きく影響されます。エコバッグの普及が少ないのも、公共交通を使う人が少なくなっているのも、水筒を持ち歩く人が少ないのも、食べ物の地産地消が進まないのも、”高い”、”安い”が問題です。エコバッグが普及しないのはレジ袋がタダだからです。バスや電車に乗らないのはバス代、電車代よりガソリン代が安いからです(特に地方都市はこの傾向が強い)。水筒を持ち歩かないのはペットボトルのジュースが安いからです。食べ物の地産地消が進まないのは海外から輸入食料が安いからです。値段の”高い”、”安い”だけを問題にするとエコロジーという考え方は完敗です。

金がすべてですか?

でも、本当に”高い”、”安い”という基準だけを行動の原則にしていいのでしょうか。はっきり書きます。”金がすべてですか?”。そして、そんな”金がすべて”的な人が魅力的な人ですか。お金は大切です。もちろん。しかし、人にはそれ以上の価値観が存在するはずです。

大量生産、大量消費は、ホントに安いの?

次に考える方向をかえます。本当に大量生産、大量消費型の製品、サービスは安いのでしょうか。

レジ袋は、ホントにタダ?

レジ袋はタダです。しかし、そのレジ袋を生産するためにも、捨てるためにもお金がかかります。消費者からはそのお金が直接見えないだけで、商品の価格や税金の中に確実に存在します。また、レジ袋を生産する過程で付加的に生み出されるCO2やその他の化学物質によって間接的に引き起こされる環境破壊、人体への影響、レジ袋を捨てることによる環境破壊(埋立地の増加、周辺住民に対する影響、レジ袋を飲み込んで窒息死する動物の増加)などに対する対価は、無視されています。つまり次世代の子供たちに問題を先送りしているのです。それらの対価を含ませても、レジ袋は安いでしょうか。

ガソリン代は、ホントに安い?

バス代よりガソリン代は安いです。しかし、その代金には、ガソリンを燃やすことで生み出されるCO2やその他の化学物質によって間接的に引き起こされる環境破壊、人体への影響、交通事故増加の対価を含んでいません。交通事故で死ぬ人間はいくらですか。それをガソリン1Lに換算するといくらですか。それを含ませても、ガソリン代は安いのでしょうか。もしあなたの愛する人が交通事故で死んだらどう感じますか。それを無視するのは、あまりにも想像力が欠けていると思いませんか。さらにその石油をめぐる戦争(アメリカがイラクをやっつけたのも、間接的には石油利権のためではないですか)に対する対価は、あなたが買ったガソリン代には含まれているのですか。”戦争反対”言うのは簡単です。しかし、本当に戦争反対なら、身近にできることあるはずです。ペットボトルも石油で作られていますよね。

輸入食料は、なぜ安いの?

国内産の食べ物に比べると、海外からの輸入食料は安いです。しかし、その安さを支えているのは、誰でしょうか。1日に十何時間も働かされて安い賃金しか手にできない人々に対して、私たちはホントにフェアなのでしょうか(検索エンジンで、”フェアトレード”を検索してみてください)。そして、海外で野菜を育てるとき、どんな農薬をどれくらい使っているのでしょうか。それはホントにあなたの子供にとって、孫にとって安全ですか。それらの対価を含ませても、海外からの輸入食料は安いでしょうか。

あなたの日常生活は世界をかえる力を持っています

あなたの日常生活はいろいろなところにリンクしています。レジ袋1枚、ガソリン1L、ペットボトル1個、トマト1個にも意味があります。あなたの日常生活は世界をかえる力を持っています。あなたが生活をかえることができれば、世界は確実にかわっていくはずです。ちょっと、熱すぎましたか?。

マイ箸クラブ

マイ箸クラブ僕はいつもお弁当持参なので、マイ箸です。割り箸は、間伐材を使っているのかもしれません。割り箸は、リサイクル可能かもしれません。割り箸は、日本の文化かもしれません(文化にもよい悪いがあるはずです。悪い文化なら改善しましょう)。それでも、一回使ってすぐに捨てるというのは、もったいないと思います。エコロジストとしては、割り箸は反対です。

自然との対話

自然との対話―24人のトークコレクション

自然との対話―24人のトークコレクション

by 山と渓谷社

C.W.ニコルさんと田中康夫さんの対談、石川直樹さんと山田淳さんの対談、片山右京さんと平山ユージさんの対談。わくわくします。自然の大きさを体で知っている人たちが語り合っています。深いです。

R the transformer

R the transformers

R the transformers

by 馬場正尊、原田幸子、阿野太一

今まであった建物を再利用するということは、新規に建物を建てることに比べて制限が増えます。しかし、この本で紹介されている建物はその制限を感じさせないばかりか、制限を利用することで新しい価値観を作り出しています。リサイクルやリユーズ、リフォームという言葉では表すことのできないカッコ良さがあります。本の中で紹介されているロサンジェルスのMOCAには行きました。そして本物を見てきました。かなりカッコイイですよ。その他の画一的な美術館には無いセンスを見ることができます。ロサンジェルスへ行ったときは、ぜひ。MOCAのホームページはここ!