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読書日記 2010-062[★★★★☆]バイアスを排除する経営意思決定―ビヘイビヤラル・ディシジョン・セオリー入門

バイアスを排除する経営意思決定―ビヘイビヤラル・ディシジョン・セオリー入門
マックス ベイザーマン
東洋経済新報社
売り上げランキング: 574075
おすすめ度の平均: 4.5

4 いい本です。
5 異常な意思決定防止策
4 意思決定理論の入門として最適

経営に限らず意思決定をする際に、人はさまざまなバイアスを受けています。それらが体系的に(ブラックリストとして)まとめられています。経営意思決定論に関するケロッグの教科書です。私の前知識が少ないことと、頭の回転が遅いことで、読むのにかなり時間がかかりました。難しかったです。

さて、最後の章で下のように書かれています。

「単なる経験からのフィードバックではネゴシエーターに影響を与えるさまざまなバイアスを完全に取り除くことはできない」

そして、次のようにも書かれています。

愚か者は経験以外から何も学ぼうとしない

2つあわせると、「愚か者はいつまでたっても、どんなに痛い目にあってもバイアスを取り除くことはできない」ということでしょうか。そういう意味でMBA的に理論を学ぶことには意義があると思います。最近、やはり一番大切なのは「人間力」だなぁと再認識することが多いですが、最後の一歩のところで「人間力」が生きるのであって、理論や技術を持っていなければ勝負の場面にも行きつかないというのは当たり前のところだと思います。

本の中で、さまざまなバイアスのかかった状況での意思決定の事例が説明されます。客観的に考えると、絶対にしないだろうと思う意思決定も、当事者になるとやはりそうも言ってられないのかもしれません。人が陥りやすい間違いを理論的に抑えておくことで、完璧ではないけれども、より最適な意思決定をできるようになるでしょう。

最後に書かれている文章が最も面白かったので紹介します。

古い問題に新しい解答を用意するよりも、新しい問題をみつけるほうがより重要なのかもしれない。

現在のフレームに囚われず、新しいフレームを見つけることができれば、本来の目的をより簡単に達成することができるということです。確かに!

読書日記 2010-061[★★★☆☆]不祥事はなぜ繰り返されるのか―日本人のためのリスク・マネジメント

不祥事はなぜ繰り返されるのか―日本人のためのリスク・マネジメント (扶桑社新書 21)
武井 勲
扶桑社
売り上げランキング: 144883
おすすめ度の平均: 4.0

4 概要を述べた入門書
4 人生はリスクマネジメントです

QBSの授業「経営リスク・マネジメント」の事前課題ということで読みました。企業のリスク、リスクマネジメントだけでなく、一般的なリスク、リスクマネジメントの概略です。
授業を楽しみたいと思います。

読書日記 2010-060[★★★★★]企業変革力

企業変革力
企業変革力

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ジョン・P. コッター
日経BP社
売り上げランキング: 7349
おすすめ度の平均: 4.5

4 リーダーシップ論
5 企業改革にはビジョンの共通理解が必要
5 企業変革は8つものステップを看破してこそ達成されるということを構造的に解明した珠玉の書
5 社会人たる者繰り返し読むべし
5 テキストとして十分すぎるほど重宝しました

チェンジマネジメントで有名なJ. コッターが提唱した企業変革のための8段階のプロセスの本です。
下の8段階で順番どおりにプロセスを進めるべきと提案されています。

1.企業内に十分な危機意識を生みだす
2.変革を推進する連帯チームを形成する
3.ビジョンと戦略をたてる
4.変革のためのビジョンを周知徹低する
5.変革に必要とされる広範な行動を喚起するために人材をエンパワーする
6.変革の勢いを維持するために短期的成果を挙げる
7.短期的成果を活かして、さらに数々の変革プロジェクトを成功させる
8.新しく形成された方法を企業文化に定着させ、より一層たしかなものにする

その中でも、2009年に「企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか」が出版されるくらいなので、やはり1ステップの「危機意識」を見えるようにすることが、最も大切なんだろうなぁと感じます。危機意識が無いとその後のステップをいくら精密に作りあげてもだめですね。私も今年経験しました。。。

絶望感までいかない危機意識を常に企業内に作り続けることこそ、経営者の最も大切な手腕なのかもと思います。

読書日記 2010-059[★★★★☆]消費者行動論体系

消費者行動論体系
消費者行動論体系

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田中 洋
中央経済社
売り上げランキング: 14856
おすすめ度の平均: 5.0

5 マーケティング実務者も必見の一冊
5 消費者行動論の棚卸

消費者行動の基本概念と理論を体系的にまとめた待望のテキスト。米国の消費者心理学をベースに幅広い領域をカバーしながら解説。

ゼミの中で課題に上がった教科書です。消費者がどう思い、どう考え、どう買うのかが、心理学的な観点からまとめられています。随所に「あー、こういう風に考えたことある」とか「こういう時に買うなぁ」とか思い出しながら読みました。消費者行動をまとめて読み返したい時にかなり便利な本です。

読書日記 2010-058[★★★★★]ミッション・リーダーシップ―企業の持続的成長を図る

ミッション・リーダーシップ―企業の持続的成長を図る
ビル ジョージ
生産性出版
売り上げランキング: 58101
おすすめ度の平均: 5.0

5 人材をエンパワーしながら目標を達成したビル・ジョージ
5 新しいリーダーシップスタイル
4 リーダーや経営についての考察が実証的。
5 本物のリーダーシップに関する一考察

メドトロニック社前CEOビル・ジョージのリーダーに対するメッセージです。

序章の言葉。

われわれは新しいリーダーシップを必要としている。高度なインテグリティーを備え、永続する組織を築くことに貢献する本物のリーダーを求めている。さらにしっかりとした目的意識を備え、自己のコアの価値観に忠実なリーダーを待望している。また自社のすべてのステークホルダーのニーズに応える企業を築き上げる気概を備え、かつ社会に奉仕することの重要性をしっかり理解したリーダーを待ち望んでいる

随所に「本物のリーダーシップ(Authentic Leadership)」という言葉が出てきます。最初から本物のリーダーとして生まれてくる人はいません。ビル・ジョージですら、そうでなかったと回想しています。そして、たぶん最後までこんなリーダーに到達できる人はいないのでしょうが、リーダーを本気で目指し、本気でチャレンジする人に人は惹かれるのかなぁと感じました。

今後、何度も読み返す本になりそうです。モヤモヤがちょっとだけ晴れる本でした。

読書日記 2010-057[★★★☆☆]ちょいデキ!

ちょいデキ! (文春新書)
ちょいデキ! (文春新書)

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青野 慶久
文藝春秋
売り上げランキング: 3260
おすすめ度の平均: 4.0

3 考え方を変えるちょっとしたヒント集
3 やってみようか。ちょっとだけ。
4 難しいビジネス書のサブとして
4 ちょっと役立つTips集
4 めちゃ参考になるよ!

サイボーズ社長 青野氏の仕事術です。Tips的な内容でサラッと読めます。

こんな人と一緒に働けたら面白いのかなぁ。イヤ、結局自分だな。

読書日記 2010-056[★★★★☆]ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか

ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか
ケン・ブランチャード ジェシー・ストーナー
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 8742
おすすめ度の平均: 4.0

3 ビジョンを、抽象的で身のないものと思っている人に
4 全速前進で突き進むために。
5 ビジョンを描く
5 求心力を高め、進むべきを道を明らかにする
4 生きていく根底を築く大事なもの

何をいまさら「ビジョン」と言われそうですが、悩んだときはここから見直すべきだと思ったので。「目的」「価値観」「未来のイメージ」を含んだビジョンを作りたいと思います。「価値観」は明確に分かるのですが、「未来のイメージ」がフラフラしてます。。。あー、情けない。

読書日記 2010-055[★★★★★]はじめの一歩を踏み出そう

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
マイケル・E. ガーバー
世界文化社
売り上げランキング: 1653
おすすめ度の平均: 4.5

5 起業をめざす人に「一度読んでみては?」と渡せる本。
5 スモールビジネスから起業しようと志す人は必ず読んで欲しい。
5 子供にもわかる起業術 !
5 内容が具体的で、鮮明にイメージできる
5 コンパクトでわかりやすく続編をよみたくなる

米・ビジネス誌「Inc.」が行った成長企業500社のCEOへのアンケートでは、ビジネス書No.1に選ばれた。アメリカの起業家たちに最も影響を与え続けているバイブル的な一冊。

すごく心を動かされました。内容のひとつひとつは「ベンチャ企業」を勉強をされている人には普通のことばかりだと思いますが、著者が勇気づけてくれるようにやさしく語りかけてくれます(そういう気持ちなだけ?)。

経営コンサルティングとして、25000社の企業(特にスモールビジネス)へアドバイスしてきたというのは伊達ではないです。良い本。

読書日記 2010-054[★★★★★]企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続

企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続
ジェイ・B・バーニー
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 11654
おすすめ度の平均: 5.0

5 これは本物の役立つ本です
5 戦略論の体系的テキスト
5 英語版と日本語版の構成の違い
5 とにかくわかりやい。
5 参考書のようだ

「え、まだ読んでなかったの?」と言われるのを覚悟で。やっと読みました。

リソース・ベースト・ビューで有名なJay B. Barneyですが、この本は戦略論全体の本だと読んで始めて知りました(今さら。。。)。「基本編」と書かれている通り企業戦略の基本が書かれています。企業戦略の入門書(簡単に端折って書いている本)がたくさんありますが、下手な本を読むよりこの本を読んだほうがすっきり分かりやすいと思いました。何かを考えるときは、手に届くところにあると便利です。まるで「ラクダ本」みたいです(エンジニアにしか分からないネタ)。

学生生活もあと半年ちょっとですが、抑えとくべき本はきっちりと読んでいきたいと思います。

読書日記 2010-053[★★★★☆]費用対効果が23%アップする 刺さる広告—コミュニケーション最適化のマーケティング戦略

費用対効果が23%アップする 刺さる広告―コミュニケーション最適化のマーケティング戦略
レックス・ブリッグス グレッグ・スチュアート
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 24884
おすすめ度の平均: 4.0

5 アートの世界からサイエンスの世界へ
3 タイトルほど刺さらない
5 マーケティングの要点を突いた本である
4 当たり前
4 広告入門編に最適

KKD(勘と経験と度胸)がまかり通っていた(らしいです)マーケティングの世界で、4M(モチベーション、メッセージ、メディア、マキシマイズ)を科学的な手順で設定し、ROI(投資収益率)をあげるフレームを提示しています。さすがにベストセラーだけあって面白かったです。

これからのマーケティングにはエンジニアも必要になるのでは?、と思いました。