コンテンツへスキップ

ファストフードと狂牛病、読了

  • book
ファストフードと狂牛病

ファストフードと狂牛病

byEric Schlosser

「ファストフードが世界を食いつくす 」の著者の作品です。前作に続き、工業化された食への不信感や利益優先の食産業の実態が鋭くレポートされています。その結果、狂牛病という世にも恐ろしい病気が生まれたのだということが分かります。狂牛病やO-157など、僕たちの食を脅かす新しい脅威がたくさん生まれています。しかし、それらの脅威は、偶然生まれたのではなく、私たちが生み出したファストフードという方法論や工業化された食品や利益優先の食産業の結果なのだということがよく分かりました。この本、最後は下のように結ばれています。

きっと、この新世紀には、画一性へのいらだちや、情報の不透明さへの反発が沸き起こって、貪欲さが減り、思いやりが増え、スピードが減り、良識が増えて、ブランド忠誠心をうまくあしらう感覚や、食べ物を単なるエネルギー源以上のものとみなす風潮が生まれるだろう。今のままであり続ける必要はない。不安な兆候はたくさん見られるが、それでもわたしは、未来は明るいものと信じている。

僕も未来は明るいものと信じています。あなたが選ぶ食は、未来を暗いものにも明るいものにも変えることができます。今日、あなたは何を食べましたか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA