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殺人ドライバー―くるま社会ニッポンのタブー

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殺人ドライバー―くるま社会ニッポンのタブー

殺人ドライバー―くるま社会ニッポンのタブー

by 沼沢章

1年間に自動車事故で何人の人が死ぬか(殺されるか)知っていますか。日本だけで1年間に1万人以上の人が死にます。ちなみに、1995年の阪神淡路大震災で亡くなった方は5000人くらいです(阪神淡路大震災は悲惨な災害でした。物事の重大さを数で比べるのは正しいやり方ではないのは十分分かっているつもりですが、自動車事故の重大さを少しでも多くの人に知っていただきたいので数を書かせていただきました)。みんなが便利に生活するためには1万人の犠牲は”しょうがない”のでしょうか。自動車事故で死んだ人は運が悪かったのでしょうか。次に運悪く事故に巻き込まれるのは、あなたの愛する人かもしれませんよ。「殺人ドライバー」。ショックなタイトルです。しかし、目を逸らすべきではありません。車に乗る僕ら一人一人がこの公認殺人を支えているとしたら、どう思いますか。著者はもともと自動車雑誌などに文章を書いている人らしいです。この本を出版した後、著者が自動車業界から抹殺されていないことを願います。それくらい衝撃の大きい本でした。

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