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アイ ロボット、見る

アイ ロボット

アイ ロボット

by ウィル・スミス

ウィル・スミスさんが主演する「アイ ロボット」、見てきました。とてもイイ。この映画を見ていて、「そうか」と思ったことがあります。環境問題を考えるときに、いつも怖かったことです。最悪の状況を想像するというのは、何か難しい問題に直面したときの方法論です。このまま環境問題が改善されず、どんどん悪化するとして、最悪の状況を想像してみました。一番最悪の状況は、人類、生物絶滅です。そこにいたる過程は、どんなものでしょうか?人類全体が必要とする資源(水と食べ物など)が無くなっていきます。相対的にも、絶対的にも。そうなると、必ずその資源の奪い合いが始まります。あなたは自分が生きていくための資源を確保するために、誰かが死んでいくことに耐えることができますか。それは、間接的な殺人です。もしくは、直接的に戦争という形を通して、誰かを殺さなくてはいけないかもしれません。テレビのニュースの中で、難民キャンプで大人たちが本気で食料を奪い合っている光景が映ることがあります。あの状況の中で、あなたは他人を殴りつけ、自分の食料を確保できますか。でも、環境問題が改善されなければ、そんなに遠くない未来に起こる現実です。もしくは、全人類がまとまって、人類が効果的に生存し続ける方法を探し始めるかもしれません。聞こえは良いですが、かなり厳しい現実です。それは「アイ ロボット」の世界でロボットが論理的に導き出した答えです。その世界では、人類一人一人は完璧に管理されます。「おばすて」だってしないといけなくなるでしょう。それが進めば「人類に役に立たないだろうと判断された人」が処刑されることになるでしょう。自分は、本当に人類にとって必要な人間でしょうか。僕は、こんな世界が来ることが怖いのです。僕はロボットの技術について、一般の人より詳しいと思います(工学系の研究者なんで)。僕は、「アイ ロボット」に出てくるロボットが出来上がる未来より、環境問題による人類の滅亡の方がより身近に感じます。僕の個人的な意見ですが。かなり見終わった後、暗くなりました。どれだけ心が感じて、動かされたかって考えると、とても、ものすごく感動しました。みなさん、ぜひ。それにしても、なげーなー。メモのはずなのに。

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