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読書日記 2010-038[★★★★★]発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
トム・ケリー Tom Kelley ジョナサン・リットマン Jonathan Littman
早川書房
売り上げランキング: 19161
おすすめ度の平均: 4.5

3 IDEOを知ったうえでの本でしょうか
4 見やすくわかりやすいが・・・
5 忘れていた何かを思い出す
5 イノベーションの実像の書
5 イノベーションを生むための具体的な方法

よくIDEOはイノベーションという言葉とセットで語られることが多いです。シュンペータによると、「新しい製品やサービスの生産」「新しい生産方法の開発」「新しい販路の開拓」「新しい供給源の開発」「新しい組織の設計」がイノベーションとなります。IDEOは「デザイン」で数多くのイノベーションを起こしてきました。やはりマウスやパームや無印の壁掛けCDプレーヤーなど製品になったものが有名ですが、結局はイノベーションを生み出す土壌である「新しい組織の設計」を行ったことが、この会社のイノベーションだったのだと思います。そして、その組織はこの本が書かれた10年後の現在でも少しも色あせていない組織です。それどころか、この組織は大企業には採用しにくい「ジレンマ」を抱え込んでいるところが、最大の強みなのだと思います。知れば知るほど面白く魅力のある企業です。

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