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なぜ紙の人たちは業界で起こっていることを分かっていると思い込んでしまうのだろうか

破壊的なイノベーションは、その製品がスタートした時期では、成熟した製品から見ると「性能」が劣る。しかし、破壊的なイノベーションはこれまでとは異なるバリュー・ネットワークに属しており、異なる評価軸で「性能」を評価しなければいけない。成熟した組織が、これまでプライオリティを置いていた評価軸にとらわれ続ける限り、破壊的イノベーションを無視し続けることにつながり、気づいたときには「勝負あり」という状況になってしまう。

紙の新聞は一覧性が優れていると言われたり、携帯性や取り扱いの簡単さなど優れた点がたくさん存在する。しかし、次の世代の製品を開発する人々は、もっと違うやり方で記事を見せようと考えている。紙の人たちが「電子化」を検討しているし、コストさえいければいつでもその流れにのれますよという発言をするたびに、単に媒体を変化させるだけではない変革が進んでいるのにと思う。

上のビデオのような技術的な変革だけでなく、記事の作り方やコスト構造まで、ぜんぜん違う産業が産まれようとしているのに。

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