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フリーマーケットを安易に使わないこと

フリーマーケット、ネット・オークション

フリーマーケットやネット・オークションは、ある人が使わなくなったものを違う人が有効に使うことができるようにするためのシステムです。必要ない人と必要な人が効率的に結びつくシステムと言えます。エコロジー的観点からおおいに利用したいシステムだと思います。フリーマーケットの雰囲気って、活気があって面白いですしね。みなさんも1度はフリーマーケットやネット・オークションを利用したことがあるのではないでしょうか。僕はネット・オークションを利用したことはないのですが、ヤフー・オークションなどはかなり流行っていますね。

フリーマーケットに行きました

先日、フリーマーケットに両親と妻と4人で行きました。大盛況でした。僕たちは開場前に行ったのですが、列ができていてすぐには入れないくらいの賑わいです。すごい。1人200円の入場料を取られたのはビックリしました。最近は入場料が必要なのですね。確かにフリーマーケットを開催するためには会場代も必要ですし、ゴミが出ればそのゴミを片付けるために人件費も必要です。会場を回りました。会場は大分にあるビッグアイというドーム型の陸上競技場です。2002年にはワールドカップサッカー大会の会場になったので有名ですね。広かった。正確に数えていませんが、100以上のお店が並んでいたのではないでしょうか。すごいですね。

フリーマーケットは安い

フリーマーケットは売っているものが安いです。それで、買っても使わないだろうと思うものまで買わせる力があります。それを本当に買うか買わないかは、消費者しだいですけど。

買い物のための買い物?

ひとまわりして思ったことは、この日にここで売れたものが、半年後には別のフリーマーケットやネット・オークションに出るのではないだろうかということでした。そういうのって、フリーマーケットの初期目的であった「物の有効利用のためのシステム」ということから遠く離れてしまっている気がします。結局、趣味の買い物、ストレス解消のための買い物、買い物のための買い物。商品が中古のものであり、販売者が素人であるという違いはありますが。

消費の拡大

そして、僕が1番気になったことは、フリーマーケットやネット・オークションが存在することで消費が拡大される恐れがあるということです。たとえば、デパートで皿のセットを買うか買わないかを悩んでいるとします。家にはいっぱい使える皿があります。そのとき、今使っている皿はフリーマーケットで売ればいいから、新しい皿を買おうと決めたとしたら、フリーマーケットというシステムが新しい消費を作ったと考えることはできないでしょうか。以前、ブランド品を買って飽きたらすぐにネット・オークションで売り払っている女性がテレビの番組で紹介されていました。その女性は、ネット・オークションで得たお金で次のブランド品を買うと言っていました。この場合、ネット・オークションは無駄な消費を拡大させたと言えないでしょうか。

無駄買い物を支えるフリーマーケット

フリーマーケットやネット・オークションは「物の有効利用のためのシステム」です。しかし、一部の人には「無駄な買い物を後押しするためのシステム」になっているとは言えないでしょうか。大量消費を支える新たなシステムとして機能しているのだとしたら、フリーマーケットやネット・オークションが無い方が無駄な消費を抑制できるのではないでしょうか。

エコロジーとフリーマーケットは、必ずしも同じではない

僕は物の有効利用のためにフリーマーケットやネット・オークションが必要だと思います。しかし、それらのシステムを安易に利用することは、ぜんぜんエコロジーではないのです。フリーマーケットに久しぶりに行ってみて思ったことです。

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